2015.07.18
高齢者歓迎、高齢者相談と言いながら・・「怒り」
家賃が高ければ、選びようが有りますが、東京都内で5.5万円以下で、収入も少なく、身寄りも無い又は、親戚と疎遠な高齢者は、老健施設だけではなく、アパートも借りれない状況です。
募集要項に、高齢者歓迎と高齢者相談と謳っておきながら、古い昔からある不動産屋に、昨日お客様を案内したところ、本人60才前半(保証人70才知人)で、保証人は家族親戚で近くに住んでいて、高齢者の保証人は、ダメと説教をされたそうです。
先日も本人70才前半(保証人62才知人)で、沢山の高齢者歓迎や相談物件を当たりましたがたらい回しされ、ようやく保証人と保証会社のダブル保証で、審査が通りました。
たいがい断るのは、不動産屋の窓口にいる方も高齢者です。私は言いたい、貴方はたまたま、今の生活を維持しているが、世の中にはちょっと歯車がかみ合わないで、孤独になる単身高齢者も沢山います。高齢者が高齢者に親切にしないでどうする?貴方が同じ目に合ったらどうする?1人1人に違う人生があり、困ることも有る、みんなで助けませんか?貴方も同じ高齢者なんだから・・・
大家さんも年齢だけで、入居者を判断し即決断る方が大半です。この大家も何故か高齢者です。昔は、長屋があり大家が入居者を家族の様に面倒を見ていました。今は、金融商品の様に、儲かる儲からない、面倒起こさない等リスクだけを意識して経営している方が多い。大家さんもっとおおらかにやさしい人になって下さい。管理が難しいなら、賃貸管理を弊社に任せて下さい。
最後に行政の方へ、高齢者賃貸保証協会を作って、低所得高齢者を支援して下さい。東京都内の団地公団公益賃貸低家賃物件は、常に順番待ちで一杯です。老健施設も順番待ちで、このままいったら高齢者の方の住む所がなく成り、公園や河川敷にあふれます。
なかには、ご理解のある大家や親切な不動産屋がいます。年齢だけで即断拒否は、止めて少しでも個人個人と向き合って、助け合いの精神を持って下さい。いつ貴方が孤独高齢者になるか分かりません。